退院は出来たものの、そこから社会復帰までが大変でした

この体験談を書いてくださった方

ニックネーム コージー
年代 40代
性別 男性
疾患種別 統合失調症
執筆時点の体調 回復中(通院はしていないが症状はまだでる)
体験談のテーマ 仕事(病気に伴う休職・退職・転職に関するエピソード)

Q1.あなたが体験した精神疾患について詳しく教えてください。

以前私は職場でイジメにあって鬱病を発症し、様子を見に来た両親によって入院させられました。

この時に職場は退職して一年程入院したのですが、退院して社会復帰するまでが大変でした。

退院したといっても、完全に治ったわけではありません。

薬を飲んでいれば、普通の状態だろうというだけで薬の服用は必須でした。

車の運転も控えるように言われており、こんな状態で普通の仕事に就けるのかと不安でした。

そしてこういった不安は鬱を再発させるんですよね。

収入の不安があったので、障害年金をもらえるよう手続きします。

認定されるまで三か月ぐらいかかりましたけど。

これは働いて収入を得るようになっても支給されるという事で、かなり気持ちは楽になりました。

精神的な回復の為、ほぼ毎日散歩してましたね。

やはり体を動かすとポジティブな思考が働くようになりますし、一年の入院でなまっていた体を鍛える事にもなります。

そのおかげで、私も普通に仕事が出来る!といった勇気というかやる気を得られるようになりました。

そして退院から三か月経過した頃からハローワークへ通うようになり、最初はアルバイトから始めます。

何故アルバイトかというと、体力が落ちていた、仕事をしていなかったので上手く働けるか不安だった、長時間仕事をしていると鬱再発しそうな不安、病院へ診察を受けにいく時間を作らないといけない等の理由からです。

色々受けましたが、某有名ファーストフード店のスタッフに受かり、そこから段階を経て社会に慣れていきました。

また以前なら入った会社は死ぬまで勤めあげる!という意思というか強迫観念のようなものがありましたけど、退職はしたし長い入院生活で完全にドロップアウトしています。

嫌ならやめても今と現状は変わらないという気持ちが仕事中の気持ちを楽にさせ、続けられたんだと思います。

アルバイト中に資格を取り、より給料高いちゃんとした職場へと転職。

ここまでの道のりは大変でしたけど、なんとかここまで漕ぎつけました。

Q2.その体験の中であなたが最もつらかった・苦しんだことはなんですか?

一番つらかったのは、退院してから就職活動を開始するまでの三か月の無職期間です。

仕事はしていないのですから、肉体的には楽。

しかし仕事をしていないという事が私の不安をドンドン強くしていきました。

こういった精神的に追い込まれていくのが辛かったですね。

退院したとはいえ、まだ薬を服用しないと精神は安定しません。

退院直後は結構キツイ薬を処方してもらっていたようで、車の運転を控えるよう医師から言われていました。

一年以上無職の期間が続いている、年齢は30代、普通運転免許は持っていても車の運転は出来ない、特に資格はない、精神的に不安定。

こんな状態で就職先はみつかるのだろうか?と本当に不安でした。

しかも日数が経過すればするほど、不利になっていくだけ。

両親にも迷惑をかけていますし、自分は存在しない方がいいのでは?と悩みました。

これらの不安は眠る時にドバーっと押し寄せてくるので、不眠になるし、不眠故にさらに不安は強くなるしの悪循環に。

これが本当につらかったです。

Q3.あなたと全く同じ・もしくは近い体験をしている人に対してアドバイスをお願いします。

人間なんとかなる。

こういう適当というか気楽さが人間には必要だと思い知らされました。

今回私にとって辛かった退院してから就職するまでの無職期間についてお話しましたけど、生真面目というか責任感の強い人悩むものだと思います。

そしてそういう方だからこそ、うつ病を発症したんだと思いますし。

私は障害年金をもらえる手続きを行ってから、かなり解放されました。

社会復帰が出来るかどうかは置いておいて、とりあえず最低限の収入を確保出来るようになった。

これで就職が出来てなかったとしても、両親に迷惑を掛ける事はないだろう。

こう考えた時に肩に入っていた力がストンと落ちたように感じました。

そこからですね。

自分の時間が動き出したのは。

手段はどうあれ、自分を追い込まず気楽にしているのが一番の療養。

そしてそれが社会復帰への近道だと思います。

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【運営者】:みつる

「テクノロジーの力で心の問題を取り除く」をミッションにメンタル系サービスの開発に励むメンタル系サービスエンジニア。

うつ病等によって「生き方」に悩んでいる人に向けてできることを少しでも発信したいと思い本サイト「うつと生き方研究所」を設立。

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