この体験談を書いてくださった方
ニックネーム | noma |
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年代 | 30代後半 |
性別 | 女性 |
疾患種別 | うつ病 |
執筆時点の体調 | 寛解 |
体験談のテーマ | 薬(どのような薬を処方され、どのような効果があったか) |
Q1.あなたが体験した精神疾患について詳しく教えてください。
うつ病や強迫性障害を患っていました。
高校卒業と同時に東京に引っ越したのを機に体が動かなくなり医療機関を受診しました。
抗うつ剤や精神安定剤、睡眠導入剤などありとあらゆる薬を処方され、自分に合うものを見つけるためにかたっぱしから処方されて担当医の言うことを律儀に守って服用していった記憶があります。
一年ほど試した結果、副作用などがあまり出ない、自分に合ったものが見つかり症状は安定してきました。
うつ症状には波があり、苦しいときだけ抗うつ剤を服用。
安定剤だけはその後10年間欠かすことができませんでした。
日常生活に生き詰まりを感じ、自分を見つめなおす時間を持った時にこのままじゃいけないと断薬を決意しました。
断薬から6年が経ちましたが、今では薬なしで生活することが出来ています。
Q2.その体験の中であなたが最もつらかった・苦しんだことはなんですか?
まず、薬を飲まなくてもよかったのではないかと気づいてしまったことに苦しみました。
精神科では症状の確認だけで根本的な問題解決はなされません。
本当に必要だったのはカウンセリングで、本来の自分に気づくことでした。
そのことに目を向けることもなく、薬を服用し続けた自分の愚かさを受け入れるのにとても苦しみました。
また、断薬をしたときに出るいわゆる禁断症状は想像をはるかに超えるものでした。
呼吸が苦しくなり、体の弱いところすべての筋肉が硬直し、痛みがありました。
夜も眠れず、足がムズムズしたり頭痛に悩まされました。
Q3.あなたと全く同じ・もしくは近い体験をしている人に対してアドバイスをお願いします。
うつ病がひどいときにはもちろん投薬が必要です。
医療機関の受診もためらわずしてください。
しかし、長期間の薬の服用は絶対に避けたいところです。
依存性が形成されます。
先天的に理由がある場合は別ですが、後天的な理由で症状が出ている場合は必ず自分の中に問題があるといっても過言はありません。
何かに無理が生じているので脳がSOSを出しているので具合が悪くなります。
等身大の自分に気づくことが一番の寛解への近道だと思います。
症状が落ち着いて、物事を考えられるようになったらぜひ自分と向き合って無理のない環境に身を置いてください。