鬱病に罹患し、一時は自殺未遂をするまで症状が悪化

この体験談を書いてくださった方

ニックネーム かつや
年代 40代
性別 男性
疾患種別 うつ病
執筆時点の体調 治療・闘病中
体験談のテーマ 症状(どんな症状だったか)

Q1.あなたが体験した精神疾患について詳しく教えてください。

私が、うつ病に罹患した根本原因は、子供の頃に両親からいわゆる管理教育を受けていたことだと思っています。

一挙手一投足について

「ああしなさい。こうしなさい」

と両親から指示され、両親の気に入らない行動をとると頭ごなしに叱られました。

この結果、私は受け身体質の人間となり、社会人となってしまったのです。

社会人となってからは、20代前半の若手社員の頃は問題なく仕事をこなすことができていました。

上司の指示に従って仕事をしていれば良かったためです。

しかし、30代前半の年齢になってからは、自分の頭で考えて、自分の力量で仕事をこなしたり問題解決をする必要があります。

会社のなかで、物事を進めるために非公式な根回しをする必要があります。

ところが私はそういった能動的な行動をとる能力が欠けていました。

常に後手後手に回るようになってしまい、上司から毎日のように罵声を浴びるようになっていったのです。

具体的には

「おまえは自分から先手先手で考えて動こうとは思わないのか」

とか

「おまえは本当に使えない奴だな」

と罵声を浴びました。

これが原因で、ある時期から私は朝起き上がれなくなってしまったのです。

頭がずしりと重く感じられ、とても起きれないのです。

そして会社を休む日が増えていきました。

あるとき会社の産業医に診察してもらったところ、うつ病と診断されたのでした。

その後休職したのですが、1年後に退職しました。

退職したきっかけは、自殺未遂をしてしまったことです。

大量に薬を一度に服用したのですが、医師からそんなことでは死ねないと叱責されました。

自殺未遂をきっかけに、不思議と生きていこうという気持ちを持つようになりましたが、うつ病は完治せず、今日に至っています。

現在の症状は、自宅内ではなんとか身体が動き、トイレには行けますし、カップラーメンも作ることはできます。

しかし、外出することは難しく、近所のコンビニに行くことができる程度です。

自宅ではパソコンを使って時間をつぶしています。

Q2.その体験の中であなたが最もつらかった・苦しんだことはなんですか?

最もつらかったことは「死にたい」と考えるようになったことです。

自殺願望が芽生え、毎日自殺することを考えていました。

とくに、うつ病と診断されてから、いったん休職するまでの約1週間の期間は危険な状態だったと思います。

朝の出勤時と、帰宅時に駅のホームに立っているときに、電車がやってくるときに

「いま飛び込めば即死できるかな」

という考えが頭の中でぼんやり浮かんでくるのです。

しかし、一方で失敗すると痛いだろうなとか、片足切断だと今より辛いななどと考えました。

自宅にいるときは、首吊りの方法を調べたり、手首をカッターナイフで切って自殺すると苦しむか否かをインターネットで調べました。

また、自殺をすると、あの世で地獄に落ちるという話は本当だろうかとも考えました。

結果的に、私はある日の深夜に睡眠薬を100錠服用し、自殺未遂をしました。

あまりに苦しく、吐き気の連続のため、自分で救急車を呼び、大学病院に搬送されました。

病院に着くと、もうろうとしながら医師に睡眠薬を100錠服用したことを伝えると、医師が「そんなことでは死ねない!」と言われ顔面にビンタを食らいました。

それから胃洗浄をされ、とても苦しい思いをしました。

鼻から胃にチューブをとおされ、医師が荒っぽく上下にチューブを動かすため何度も吐きました。

苦しかったです。

Q3.あなたと全く同じ・もしくは近い体験をしている人に対してアドバイスをお願いします。

うつ病を患っている人の中には、自殺願望を抱いている人も少なくないと思います。

そのような人へは、会社を休職するだけでなく、会社を退職してしまうことも良い選択肢だと思います。

嫌なことから離れることが、良い治療方法だと思います。

また、必ず定期的に神経内科に通院し、主治医に日常生活や心理状態について報告し、適切な薬を処方してもらうことが重要だと思います。

仮に自殺願望が強いようであれば、一定期間入院する勇気を持つことも必要だと思います。

少しでも病状を緩和させることを、第一優先にお考えいただきたいと思います。

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【運営者】:みつる

「テクノロジーの力で心の問題を取り除く」をミッションにメンタル系サービスの開発に励むメンタル系サービスエンジニ。

うつ病等によって「生き方」に悩んでいる人に向けてできることを少しでも発信したいと思い本サイト「うつと生き方研究所」を設立。