この体験談を書いてくださった方
ニックネーム | さくとり |
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年代 | 30代前半 |
性別 | 女性 |
疾患種別 | その他 |
執筆時点の体調 | 治療・闘病中 |
体験談のテーマ | 症状(どんな症状だったか) |
Q1.あなたが体験した精神疾患について詳しく教えてください。
私は不安障害という病気で今も治療中です。
私が20代のとき普通の人と同じように正社員をしていたのですが、会社の人間環境がよくないためにストレスを抱えて退職しました。
何事もマイナス思考になったままストレスを抱え、初めて通院してから1年後不安障害と名付けられました。
不安障害になってからもずっと仕事の悩みを持っていました。
また会社で働いたら上手くいかないだろう、面接に落ちるだろう、もし病気がさらに悪化したらこれからの将来はどうなるんだろうという不安も一杯でした。
あまり体に支障をかけたくないために体のこともよく気にしました。
先生にはいつも「ここの部分が調子悪いけれど治る?」「出来物が出来てしまったけれど治る?」という誰から見ても単純な質問を一生懸命に聞きました。
今はフリーランスとして働いていますが具合が本当に悪かったときは「大丈夫だよ」と言われ、ほっとするのが精一杯でした。
Q2.その体験の中であなたが最もつらかった・苦しんだことはなんですか?
私は今でも仕事の収入のことで悩んでいます。
しかし本当に苦しんだときは仕事に入れるかどうかではなく、体の調子が悪いのにこれから先楽しく生きることが出来るかどうかということでした。
デイケアがあったときは「体の調子がいいときに来ればいい」と言われましたが、私から考えるといつも体の調子が悪い状態でした。
例えば足が今日は痛いと思います。
普通の人ならよくあることですが、私の場合どうして痛いのかこれから日常生活はどうなるのか気になります。
そしていつも「〇〇が悪いけれど大丈夫かねぇ?」と聞きます。
あまり気にしすぎて「大丈夫だよ」と言われても落ち着かず、1日中体のことを気にしています。
私自身体のことが大切ですが、自分のことと不安障害で一杯になったと思います。
ときには熱はないのに頭が熱くなるとずっと気になり出し、1ヶ月体の神経に集中を注ぎながら熱いのをひたすら耐えた覚えがあります。
Q3.あなたと全く同じ・もしくは近い体験をしている人に対してアドバイスをお願いします。
普通の人なら気にしないことを大げさに考える、これが不安障害です。
ときには日常生活に問題があるほど悩みます。
今体のあちこちで支障が出ている人いると思います。
毎日変化のある生活を続けることで少しずつ不安障害は軽減されていきます。
1日中何か考える場合自宅で仕事をする、あるいは塗り絵をする、献立を考えるなど何でもいいです。
自分の出来ないことや気になる面を1つずつ解消しなくしましょう。
人と少し違った精神障害です。
これから生きれるかどうかではなく、今日から明日に変われる何か一歩の出来事を自分から作るといいです。